★青天の霹靂★こんにちは! 女将です!(^^)! 現在50歳、9歳の息子の子育てと92歳の父の介護、そして焼鳥屋の女将をしています! お店は創業8年のまだ若いお店です! この8年の中身がまたまた『そんなことあるん〜』とゆうような内容でして(笑) 本日はそのお話をさせていただきます!! 開業したのは息子が1歳のころ、父の営む焼肉店の迎えに父が倉庫で使っていました 4坪の倉庫があり、当時お金もなく広い店舗や駅前の好立地は借りれず、駅から15分 離れた住宅街の築50年の住居つき店舗を改装してスタートいたしました! お金がないので安く済ませるため主人も毎日職人さんと店づくりに励みました! 私もできるだけ手伝うことにしました!(^^)! そんなこともあり主人も私も愛着が人一倍あったんでしょうね! まるで我が子のように店名を決める際悩みに悩みました、そうしたら『ふッ』と 名前が下りてきたんです! それも主人も私も同時期に! 主人に、『店の名前やねんけど、「いろは」がいいと思うねん!』と伝えましたら 『実は俺もやねん!!』と これは運命的な出来事だと思い 店名は『炭火焼鳥いろは』となりました! そうして看板ができ、ご近所にもご挨拶に回る段取りをしているときにまた『ふっ』と そういえば、店から3件隣の先輩のワンちゃんの名前が『いろはちゃん』だったのを思い出したんです(笑) 看板をつける前に主人と一緒に先輩宅にご挨拶に行き 『お店の名前「いろは」にしました!ワンちゃんのお名前お借りします(笑)』とお伝えしましたら先輩も『よろしく!!(笑)』と そうして無事2015年3月に開業いたしました!! 駅から遠い住宅街の赤ちょうちんの焼鳥屋ですので当初は集客に苦戦しました!! 何万枚もチラシを手配りし、SNSもわからないながら発信し3年が過ぎたころお店のファンも増え、4年目には週末予約が取れないお店にまで成長しました! ただ4坪しかありませんので、一階カウンター6名、二階座敷もギューギューで10名 ですので16名様が限界で、数組で満席状態でした(笑) その年の夏の暑い日、8月の初めに事件は起こりました! お客様もついてきたとはいえ、損益分岐点をいったりきたりの状態でしたので 女将は当時、昼は会社勤めもしておりました! 朝7時30分、シャワーを浴びて出勤準備中に2階から『ダダダダダ―』と階段を駆け下りる音がし風呂の扉をあけて主人に『どうしたん??』と声かけましたら 『火事や〜』と叫びながら家を飛びだしました?? 私もあわてて風呂から上がりびちゃびちゃの頭にバスタオルを巻き、すててこにTシャツ姿で主人を追いかけました!! 『いろは』から火が出たと思い慌てていきました?? 現地に行きましたら火元は店の裏にあった大工さんの資材置き場! 可燃物も大量に放置されている状態で横には無許可で作ったビニールハウスもあり 周囲は住宅にコの字に囲まれた真ん中の空き地に作られた資材置き場で火が出たので 言い換えれば、『たきぎをするドラムカン』のような状態で通常より火の燃え方は激しかったようです! ただ、いろはまでは少し距離があったので『消防車が間に合えばどうにか助かる』とその時は思いましたが、 次の瞬間、西に吹いていた風が生き物のように『ひゅ〜』と西から東に吹き返したんです! その瞬間いろはの屋根に火が燃え移り、築50年の古民家はあっとゆう間に燃えだしました あの時初めて『バックドラフト現象』を目の当たりにしました 2階の窓が熱波で吹き飛ばされ、屋根も吹っ飛び2階の床が落ち、火事の恐ろしさを 体験しました?? その後地元消防団の方も駆けつけてくれ、消防車の放水で何とか火は消し止めらえました 4年間大切に育てた『いろは』が燃えていく姿を見ながら泣きながら立ち尽くしたのを思い出します!! それからは現場検証や調書、そのあとがれきの片づけをしながら火元の住人と保証の話を進めましたが日本には『失火法』とゆう法律があり火元の住人は支払い義務はないとゆう恐ろしい法律ですね! 理屈はわかります、でも謝罪だけでもしてほしかったですね?? 法律を盾に『自分は悪くない』『自身で加入している火災保険で直して』と言われ 頭がくらくらしました。 でも、全焼したらなおせないんです! そうしていろはは4年と5カ月で閉店となりました。 でもですよその時唯一残ったのが 壁につけている看板と、二階の床が落ちた時に火からも水らも守られた『秘伝のタレ』 数カ月は主人も私も抜け殻状態でしたが、『看板』と『タレ』は残ったんです!! お店はできます! 女将はもともとお昼間「事業用の不動産の斡旋業」をしていまして、 『私は店舗を一から作るのは私ができる』 『主人は焼鳥屋ける』 『看板もある!』 『タレもある!!』 そうしてその年の年末に新店舗オープンに脳をシフトチェンジいたしました! 人生には思いもよらないことが起こります、その時心は折れて行動が止まります。 でも、人はまた何かしらの意味を探し、新しい事にチャレンジする力を身に着けるのではないでしょうか!(^^)! そうしていろはは2020年、初めての開業から5年目の3月に新天地で息を吹き返しました! 私と主人の娘のような店!! 同じ看板 同じ味で 今もお客様をお迎えしています!(^^)! |