今回はメンタリストDaiGoさんの「ポジティブ・チェンジ」を読みました。
私みたいに、考えすぎてなかなか一歩を踏み出せない人や、なにかとできない理由を探して行動しない人に「考えるな!とにかく動け!」と、背中を押してくれる一冊です。
この本に書いてあることをきちんと実行すれば、かなり「なりたい自分」に近づけるんじゃないかなと思いました。
ではでは、本の中で印象に残ったところをピックアップしてみます。
トラウマさえも武器にできる
DaiGoさんは「人が変わるのに根拠はいらない」と言ってます。
ダイエットに成功するのも、お金持ちになるのも、モテるようになるのも、別に今までの自分がどんな自分だったとしても関係ないってことです。
例えば、好きな人に告白したいけどできない人がいるとします。
その人の気持ちとしては
(前好きだった人に告白したらフラれちゃったから・・・)
(友達にしか見れないって言われたから、どうせ自分には魅力がないんだ)
とか、昔の苦い経験を思い出して、だから自分は告白できないと思っています。
でも、それは違うんですって。
昔フラれたから好きな人に告白できないんじゃなくて、告白してみじめな思いをしたくないから、告白しない方を選んでいるだけなんです。
自分が行動できないのを、過去の出来事のせいにしているだけ。
これは、前回読んだ「面白くてよくわかる!アドラー心理学」に書いてあったことと同じです。
心理学者のアドラー的にいうと「トラウマなんて、行動しない言い訳にすぎない」ってことです。
ううっ・・・胸に突き刺さるこの言葉・・・(思い当たるフシ多々あり)
実際にDaiGoさんはいじめられっ子だった過去があり、人間関係のトラウマは自慢できるぐらいあるそうですが、だからといって人を避けて引きこもったりはしませんでした。
逆に、人の心を知ろうと勉強して、人と積極的に関わったからこそ、メンタリストという心の専門家になれたわけです。
だから、いじめられた、家が貧乏、学歴がない、太っている、ブラック企業で働いている・・・
そんな境遇を持っている人は、見方を変えて
「だからこそ恵まれた人には負けない!」
「自分には失うものはなにもない!」
というハングリー精神に変えれば、行動する原動力になりますよね!
私も実家はすごく貧乏で、電気やガスが止まったりしたこともあったし、借金の督促の電話がしょっちゅうかかってきたりしてました。
でも、だからこそ「自分でビジネスをしてお金持ちになるんだ!」って思ってます。
「あいつは絶対許さない」
「もう二度とあんな生活したくない」
って気持ちがどこかにあってもいいんじゃないかな?逆に、そんな負の感情があった方がいいかもしれないなと思う今日この頃です。
「めんどうくさい」ことをやり続けると抜きんでる
あとは、「これ」を意識するだけで、他の人と違う自分になれるポイントが書いてあると思ったところがあります。
それは「めんどうくさい」と感じた瞬間に行動するということ。
やっぱりめんどくさいことなんて、誰もやりたくはないですよね。
お皿洗い、メール返信、書類整理、お店の予約、ごみの片づけ、できることなら後回しにしたい・・・いや、誰かが代わりにやってほしい。
でも、めんどくさいと感じたことほど、すぐに手をつける。
お皿洗いも、とりあえずスポンジに洗剤をつけてみる。
メール返信も、とりあえず返信ボタンを押してみる。
書類整理も、とりあえず机に書類をぶちまけてみる。
するとやらざるを得なくなって、やり始めると意外と調子が出てきて、すんなり作業を終わらせることができたりします。
三菱財閥を築き上げた岩崎弥太郎は、人がめんどくさがることをやり続けて目立つようになったそうです。
岩崎弥太郎は、奇抜な新しいことを考えて実行したわけじゃなく、「めんどうくさい」と感じた瞬間に体を動かしたことで三菱財閥を作れたと。
DaiGoさんいわく、
平凡な人たちがやらないこと、他の人ができないような行動をとるためには、特別クリエイティブである必要はありません。
「めんどうくさい」と感じたら、それを行動のサインにするだけでいい。それだけで、あなたは周りにいる人たちのなかから抜きん出る方向へ変化することができるのです。
と言っています。
私もネットビジネスで小さな成功でいいからつかみたいと思っているので、この考え方はいつも頭に入れておかなきゃと思っています。
身の回りを見渡してみると、お掃除ロボットとか食洗器とか、「めんどうくさい」が新しい商品を生み出しているんですよね。
これはネットビジネスでも同じで、お客さんの「めんどくさい」を代わりにやってあげたり、わかりやすくまとめてあげたり、手間を省くツールを作ったりすれば価値を提供することができます。
自分がめんどくさいことは他の人もめんどくさいので、やる人が少ないってことですからね
最後に
自分の感情とか思考は、行動するときのブレーキになることが多いんだって思いました。
今まで、深刻に考えたからといって問題が解決することはほとんどなかったし、思いきって一歩を踏み出したときに道が開けてきたような気がします。
ポジティブチェンジは、よく自己啓発本やスピリチュアルな本に書いてあるような
・ポジティブな言葉を使う
・部屋を片づける
・外見を磨く
・食事に気をつける
・付き合う友人を選ぶ
といったフワフワしがちなことを、わかりやすい事例や根拠をもとに書かれているので、すごく納得できるし「じゃあやってみよう!」という気にさせられました。
ちなみにポジティブ言葉、部屋の片付け、外見磨きなんかは、すべてあなたの世界観が変わる「変化スイッチ」だそうですよ!
これはやるしかないですよね!^^
自分を変えたい人にはぜひ手にとってほしいと思います。